銀系無機抗菌剤「アパサイダー」
工業品用抗菌剤の耐変色性能
耐光性試験法
【評価方法】
抗菌加工製品は室内に留まらず屋外にも用途が及びます。屋外設置製品は特に太陽光からの紫外線や赤外線による影響を受けやすく、急激に外観が変わり、劣化していきます。従って、抗菌剤を選択する上で、優れた耐変色性が要求されます。
耐光性試験においては、太陽光に類似した光源を人工的に作り、サンプルに当てて、短時間で抗菌加工製品の変色の有無を評価します。
【試験条件】
・紫外線カーボンアーク灯254 nm
・紫外線強度:3500μW/cm2
※以下に示す試験結果は代表であり、保証するものではありません。
【評価基準】
目視によって変色の有無を確認する。
PPプレート
AW(0.5%)を添加したPPプレートは、紫外線1週間照射後でも変色が見られなかったのに対し、他社製品は変色が確認された。AWは製品の外観状態を美しく保つことができた。
PPプレート
| 試験体 | 照射前 | 1週間照射後 |
|---|---|---|
| AW 0.5% |
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| 他社製品 (銀化合物系) |
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ナイロン繊維
AK(0.5%)を添加したナイロン繊維は、紫外線1週間照射後でも変色が見られなかったのに対し、他社製品は変色が確認された。AKは製品の外観状態を美しく保つことができた。
ナイロン繊維
| 試験体 | 照射前 | 1週間照射後 |
|---|---|---|
| AK 0.5% |
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| 他社製品 (銀化合物系) |
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食品接触条件下における耐変色性試験
抗菌加工製品は、一般的な工業用途にとどまらず、食品と直接触れる台所用品や包装材料にも広く使用されています。代表的な例として、プラスチック製まな板、スポンジ、水切り袋、フィルム包装材などが挙げられます。
なかでもプラスチック製まな板は、食品との接触頻度が特に高く、表面では細菌やカビなどの微生物が増殖しやすいため、微生物による変色が外観の劣化につながる可能性があります。そのため、抗菌剤を選定する際には、優れた抗菌性能とともに、食品接触条件下での高い耐変色性が求められます。
PEまな板
AW(0.5%)を添加したプラスチックまな板は、食品との接触後 1 週間が経過しても、カビを含む微生物の繁殖
による変色は認められませんでした。一方、金属銀ではなく銀化合物を含む他社製品を添加したまな板では、微生物の繁殖に起因する明確な変色が確認されました。この結果、AWはまな板表面の清潔で良好な外観を、長期間にわたり維持できることが示されました。
PEまな板
| 試験体 | 1日後 | 3日後 | 7日後 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| AW 0.5% |
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| 他社製品 (銀化合物系) |
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